「ハーンが愛した松江のヨアカリ」作品審査会・入賞作品

松江ヨアカリの主催イベント「松江ヨアカリin宍道 2022」（5月14日開催）では、地元高校生の皆さんによる作品を光のオブジェクトとして展示します。

作品審査会

4月8日、石橋町・順光寺の本堂で作品審査会を行いました。

募集テーマは、「ハーンが愛した松江のヨアカリ」。地元の高校の美術部の皆さんが制作した作品は、どれもステキな作品ばかりです。

※「ハーン」・・・ラフカディオ・ハーン（小泉八雲）のこと。

作品をあかりに照らして審査しました。

審査の結果、最優秀賞（グランプリ）・準グランプリが決まりました。

植田樹さん（松江工業高校定時制美術部）

すでにこの世を去ってしまった八雲、強く語り継がれている耳なし芳一の２つを併せた作品です。
八雲は「去る」をイメージし、大好きな夕日に向かって歩く後ろ姿や、八雲の色を薄くしました。
芳一は「残る」をイメージし、芳一の色を濃くしたり、背景を青めにして怪談っぽさ出しました。

浪花里桜さん（松江北高校美術部三年）

ハーンの著書、「神々の国の旅案内」に記された宍道湖の夕焼けの色彩表現の美しさに感動し、背景に用いた。
散りばめたモチーフは、出雲大社の「八雲の図」と、竜のような「松江城」、耳のかけた「城山稲荷神社の狐」、「月照寺の亀」、いずれもハーンが松江の暮らしの中で愛したものである。

すべての作品は、松江ヨアカリが主催するイベント「松江ヨアカリin宍道」で、障子のオブジェを使ってライトアップ展示し、アカリの演出を行います。

イベントは2022年5月14日（土）に開催。松江市宍道町に、ヨアカリを楽しめる空間を作り、癒しのひとときを演出します。

皆さんのご来場をお待ちしています。詳細はイベントのページをご覧ください。